2007-05-22 Tue 21:36
今日もいつもの学生対応。
毎度ながら、最初に自己紹介と現在の業務内容を簡単に説明。 ただし今日は、最後にこう付け加える。 「えーっと、先ほど不慮の事故が起きまして…。」 さかのぼること30分前。 お昼休憩に外に出てて会社へ戻る途中、 向こうから黒いものが飛んで来た。 虫さんはあんまり好きじゃないから、思わず顔を背ける。 その直後。 あ、頭にとまったかも…。 急いで振り払った虫さんは、私のスカートにぶつかったあと道路へ。 「げっ…。」 2センチぐらいあるデカいカメムシじゃん…。 数秒後、歩いているにも関わらず周りが臭くなる。 歩いているにも関わらず、周りが臭くなる。(強調) 恐る恐る、振り払った左手をにおう。 …!! 恐る恐る、右手で頭を触ってからにおう。 …!!! 恐る恐るスカートをにおう。 …!!!! そう、約30分後には学生対応。 そもそも、その"学生対応"とは、 うちの会社に内定が出たけど他の会社とかも検討中で。 会社の雰囲気とか、社員の話を聞いてから 内定を受諾するかどうかのお話し会。 言い換えると、 ここで「この会社に行こう!」と思うか思わないかの大事な会。 フェロモンのように惹かれるにおいならまだしも、 何かこの会社くさいから… そんな理由で大事な内定者が他社へ逃げるのはマズイ。 かなりマズイ…。(汗) とりあえず、急いで会社に戻り更衣室に入って再度におい確認。 やっぱりくさい…。 後輩が入ってきたから、簡単に事情を説明すると。 「これ、使ってください。」 と、汗用の消臭スプレーを貸してくれた。 汗用の消臭スプレーを頭に噴きかける。 一瞬さわやかなにおいが広がったけど、 しばらくしたら、またくさくなる。 残念…。 もう一人後輩が入ってきたから、また簡単に事情を説明すると。 「じゃあ、これ使ってください。」 と、足用の消臭スプレーを貸してくれた。 足用の消臭スプレーを頭に噴きかける。 一瞬さわやかなにおいが広がったけど、 しばらくしたら、またくさくなる。 残念……。 どうしよ…私、くさい。(泣) もうダメかと思ったとき、先輩が入ってきた。 「香水があるから!」 大笑いしながら、先輩が香水を貸してくれる。 ちょっと遠慮しながらも、 左手へ、スカートへ、そして頭へ。 「頭に香水をぬる人初めて見たわ。」 先輩が笑いころげるのを横目に、私は必死に頭へ香水をぬる。 ぬり終わった私を確認し、 先輩が注意深く私の周りをくんくんにおう。 頭をくんくん、左手をくんくん、スカートをくんくん。 「大丈夫みたいよ!(笑)」 先輩からのOKが出た♪ GUCCIのENVY、ありがと~!! ということで、学生たちの待つ会議室へ。 そうは言ってもエレベータの中、やっぱりかすかににおう。 ダメだ…もう後には引けない…。 ほんのかすかでも、人は無意識に嗅覚からの感覚を感知し、 それが会社のイメージと合わさると "この会社は不快だ"という結論を導き出す可能性も否定できないから。 覚悟は決まった。 毎度ながら、最初に自己紹介と現在の業務内容を簡単に説明。 ただし今日は、最後にこう付け加える。 「えーっと、先ほど不慮の事故が起きまして…。」 「会社がくさいんじゃなくって、私がくさいだけなので、 会社を選ぶ理由に"なんかくさいから"というのは入れないでください。」 女の子なのに、自分がくさいと認めなければいけない。 ちょっと切ない。 学生と話すこと2時間。 彼らの話を聞きつつ、笑顔で「うんうん」と相槌をうつ。 頭を"うんうん"と動かす。 かすかににおいが広がる…。 「ごめんね、くさくて…。」 一番近い学生に言うと、 「大丈夫です。僕、鼻が悪いんで。」 そうっすか…フォローになってないっすよ…。 ということで、時間とともに私はだんだん彼らから離れていく。 彼らとの心の距離も広がって行くような気がした…。 人とすれ違ったときに、なんとなく 「あ、この人いいにおい。」 って思うときあるでしょ? それなのに、 「あ、こいつなんかくせー。」 ってね、つらいじゃないですか…。 誰でも一度は経験があると思うけど、奴らのにおいは強烈だからね。 しかも、デカイのだからね。 GUCCIと言えど、完全に浄化することはできなかったようです。 以上、 今もまだほのかにくさい yokko が、 ほのかにくささが広がるこの部屋より 久々の"ちょっと失敗"シリーズをお送りいたしました。 はぁ…。(泣) |
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